舞台恐怖症

1950年/白黒/原作セルウィン・ジェプスン/脚本ホイットフィールド・クック/潤色アルマ・レヴィル/出演マレーネ・ディートリッヒ、ジェーン・ワイマン、マイケル・ワイルディング、リチヤード・トツド

舞台恐怖症 – 解説

いかにも英国の推理ものらしい謎解き遊びがこれほど楽しく、かつスリリングなのもヒッチ作品ならではのことで、死体がむやみやたらに転がらないのも臆病な人にはよい。その代わり、この映画には血の付いたドレスが重要なモチーフとして出てきて、モノクロ映画の強味でグロテスクさは感じさせないが恐怖はしっかり盛り上げる。主演は元レーガン大統領夫人のジェーン・ワイマン。

舞台恐怖症 – ストーリー

大女優シャーロットは夫を殺害。愛人ジョニーの元へ助けを求めに来た。彼女の着替えを取りに行ったジョニーはその姿をメイドに目撃され、殺人容疑者として警察に追われるハメになる。それを聞いた演劇学校に通うジョニーのガールフレンド、イブは、父親の別荘に彼を匿い、彼を罠にはめた証拠を見つけるべく、世話係に変装しシャーロットの屋敷に忍び込むのであった。