エルストリー・コーリング

Elstree Calling/1930年/ブリテッシュ・インターナショナル・ピクチャーズ作品/白黒/総監督:エイドリアン・ブラネル/脚本:ヴァル・ヴァレンタイン/同監督:アンドレ・シャルロ、ジャック・ハーバード、アルフレッド・ヒッチコック、ポール・マレー/撮影:クロード・フリーズ・グリーン/出演:ウィル・フィフィー、シシリー・コートニジー

エルストリー・コーリング – 解説

ヒッチコックをはじめ4人の監督による共作。発明されたばかりのTV放送を題材に取り、中継スタジオと放送される各家庭の模様を同時進行で描いて行くコメディ・タッチの作品。途中、ラインダンス等のシーンで2色のパート・カラーを用いる等、意欲的な実験が試みられている。故障で映らなくなったTVを直すため、終始悪戦苦闘する父親と一家が本編中に出て来るが、この部分が、ヒッチコックの担当パート。